トラ技の2023年1月号が700号記念特別号として本屋さんに並んでいます。
この号ですが、
電子工作やアマチュア無線を長く楽しんでいる方におすすめです。
何故かというと、トラ技の創刊号が付いていること。
名作プレーバックコーナーで、岡村廸夫さんのエッセーが掲載されている。
2023年1月号の詳細は、CQ出版のサイトを見ていただくとして、
ここでは、私が懐かしいと思ったことを書いておきます。
最初は、付録のトランジスタ技術 1954年10月 創刊号です。
復刻版と記されているとおり、表紙、広告、記事までが再現されています。
広告の会社名を読むだけでも懐かしい。
私が知っていた会社名をリストアップしてみました。
今は、もうない会社名もあります。
早川電気 シャープ
トリオ KENWOOD
大松電気
片岡電気 アルプス
共働無線商会
トヨムラ電気商会
三田無線研究所
東京ラジオデパート
江角電波研究所
小沢電気商会
摂津金属工業
山水電気
八重洲無線
宝山工具製作所
ソニー
ダイデン商事
早川電気は、コンペットを広告しています。電卓の親分のようなもの。
八重洲無線は、FL-20B を広告しています。
名作プレーバックコーナー
岡村廸夫さんのエッセイー
Positive - Negative Junction
1回 〜 18回
このエッセイーは、 技術者としての心構えを
様々な切り口で取り上げています。
私も新米の技術者の頃読んで、痛く感心した思いでがあります。
特に、 「整理と頭の問題」の回は、
読んでみて確かにそうだと思ったことを今でも覚えています。
実際に、hp や Tektronixの計測器を開けてみると
なかは、整然としていて、
メンテナンスもやりやすくなっていた。
それに対して、
自分たちの作っている装置を開けると、
ケーブルや基板が密集していて、
何かを外さないと、その下の基板が点検できないという
状態でした。
こんな状況を確認したことを思い出しました。
岡村廸夫さんの思い出
岡村さんの記事を最初に読んだのは、アマチュア無線きの送信機
の製作記事でした。コールサインは、JA1AAA。
岡村さんは、
送信機のタンク回路は、損失が少なくなるように考慮すること。
こうすることで、プレート電流のディップがほぼ零まで落ちる。
終段官のバイアスは、固定バイスでしっかり制御する必要がある
前段の励振が止まっても、プレーと電流が増加することはない。
と述べられていました。
当時の雑誌の製作記事は、こんな物を作りましたというものが
多かった中で、そうなんだと思ったことを今でも覚えています。
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