2022年12月17日土曜日

トランジスタ技術 700号記念特別号 おすすめです

 トラ技の2023年1月号が700号記念特別号として本屋さんに並んでいます。


この号ですが、

電子工作やアマチュア無線を長く楽しんでいる方におすすめです。 


何故かというと、トラ技の創刊号が付いていること。

名作プレーバックコーナーで、岡村廸夫さんのエッセーが掲載されている。


2023年1月号の詳細は、CQ出版のサイトを見ていただくとして、

ここでは、私が懐かしいと思ったことを書いておきます。



最初は、付録のトランジスタ技術 1954年10月 創刊号です。

復刻版と記されているとおり、表紙、広告、記事までが再現されています。

広告の会社名を読むだけでも懐かしい。


私が知っていた会社名をリストアップしてみました。

今は、もうない会社名もあります。



早川電気 シャープ

トリオ KENWOOD

大松電気

片岡電気 アルプス

共働無線商会

トヨムラ電気商会

三田無線研究所

東京ラジオデパート

江角電波研究所

小沢電気商会

摂津金属工業

山水電気

八重洲無線

宝山工具製作所

ソニー

ダイデン商事


早川電気は、コンペットを広告しています。電卓の親分のようなもの。

八重洲無線は、FL-20B を広告しています。


当時の最新鋭装置だったのですね。


名作プレーバックコーナー

岡村廸夫さんのエッセイー

Positive - Negative Junction

1回 〜 18回


このエッセイーは、 技術者としての心構えを 

様々な切り口で取り上げています。 


私も新米の技術者の頃読んで、痛く感心した思いでがあります。


特に、 「整理と頭の問題」の回は、

読んでみて確かにそうだと思ったことを今でも覚えています。


実際に、hp や Tektronixの計測器を開けてみると

 なかは、整然としていて、

 メンテナンスもやりやすくなっていた。


それに対して、

 自分たちの作っている装置を開けると、

    ケーブルや基板が密集していて、


 何かを外さないと、その下の基板が点検できないという

 状態でした。


こんな状況を確認したことを思い出しました。



岡村廸夫さんの思い出

岡村さんの記事を最初に読んだのは、アマチュア無線きの送信機

の製作記事でした。コールサインは、JA1AAA。



岡村さんは、

送信機のタンク回路は、損失が少なくなるように考慮すること。

こうすることで、プレート電流のディップがほぼ零まで落ちる。


終段官のバイアスは、固定バイスでしっかり制御する必要がある

前段の励振が止まっても、プレーと電流が増加することはない。


と述べられていました。



当時の雑誌の製作記事は、こんな物を作りましたというものが

多かった中で、そうなんだと思ったことを今でも覚えています。






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