3桁表示の電圧計を入手したので、これを使って電圧/電流計を作ってみた。
電圧計に通電するとこんな感じで動作する。
尚、この3桁電圧計は、入力と電源が分離されているタイプです。
全体の構成
簡単な仕様
- 電圧表示: 最大 7V
- 電流表示: MAX電流切換 2段階
Max 100mA
電圧・電流計のブロック図
設計
各ブロックの実現方法
- 電圧表示: 3桁の電圧計を使用
- 電流表示: 電流検出回路の出力を3桁の電圧計で表示
- 入出力: DCプラグ
電圧表示
電圧表示は、3桁電圧計の入力線と電源線をIN端子に接続する。
このため、入力電圧は、5V以上が必要。
電流表示
電流検出の方式には、High sideとLow sideがある。
出力電源の短絡時にも電流値を表示させたいので
High side測定方式とする。
回路方式
電流検出の回路方式は、次のような方式が考えられる。
- 検出抵抗のドロップ電圧を測定
- 検出抵抗とOPアンプの組み合わせで測定
- OPアンプだけで電流検出
ここでは、2番の方式とする。
理由は、簡単な回路で電流検出できるから。
回路図
部品の決定
電流検出抵抗: 0.1オーム 1/4w
電流検出オペアンプ:LMC 6482;CMOS ヂュアル入出力フルスイング
バッファー用トランジスタ:2SC1815
電圧表示用抵抗
1) MAX 500mA 10KΩ
2)MAX 50 mA 100KΩ
組み立て
3桁電圧計をケースに組み込んだところ。上が電圧表示、下が電流表示
動作テスト
- 電子負荷を接続して表示電流を測っているところ。
- 出力電圧:5.82V 出力電流:441mA
- 負荷抵抗 200Ωを接続して表示電流を測っているところ
- 出力電圧: 6.61V 出力電流:27.5mA
- 電流値は、6.61/200Ω => 33.05mA
ACアダプター、降圧モジュール、電圧/電流計、ブレッドぼーど
まとめ
電源と実験回路の間に入れるだけなので使い方は簡単です。
使用した3桁の電圧計ですが、低い電圧付近で表示誤差が大きくなる傾向があります。
5V電源の監視用として使う分には、良いかなと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿