物理の教科書を読んでいると、時々
この式はどうやて微分するのか?思い出せないことが有ります。
本棚から数学公式集を取り出して やり方を確認して、
あーそうかとなるのですが、 ちょっと面倒です。
手元にhp50gがあるので
微分、積分のやり方を確認してみた。
hp50gの微分、積分 模式図
マニュアルを確認すると、
微分、不定積分、定積分ができるとあります。
式の入力方法は、
テキスト入力とEQW入力が使えるようです。
入力のわかりやすさは、、EQ Wだと思いますが
簡単さは、テキスト入力です。
微分
A:テキスト入力 手順
- 数式をテキストとしてスッタックに入力
- 微分変数名をスタックに入力
- 偏微分記号(COSキー)押す
- 微分結果が表示される
テキスト入力は、 ’ 数式’ として入力する
計算例
X^2 + 1
上が入力した式
下が微分結果
B:EQW入力 手順
- EQWを開く
- 偏微分記号(COSキー)押す
- 数式、微分変数名を入力
- ENTERキーでスッタックに入れる
- EVAL キーを押す
- 微分結果が表示される
EQWで微分変数キーの場合は、微分変数名も一度に入力できる
計算例
- (2x^2 + 1)^3
この程度の式を入力する場合は、EQWを
使った方が簡単
積分計算
不定積分と定積分が計算できます。
計算式の入力は、微分と同じように
テキスト入力とEQW入力の二つが使えます
不定積分のやり方
A:テキスト入力 手順
- 数式をテキストとしてスッタックに入力
- 積分変数名をスタックに入力
- CALCメニュー/RISCH
- 積分結果が表示される
EQWでは、不定積分を利用できない
計算例
X^2 + 1
A:テキスト入力
- 下限値 をスタックに入力
- 上限値 をスタックに入力
- 数式 をスタックに入力
- 積分変数名をスタックに入力
- ∫ (TANキー)を押す
スタックへ 入力した画面
B:EQW入力手順
- EQWを開く
- 積分記号(TANキー)押す
- 数式、積分変数名を入力
- ENTERキーでスッタックに入れる
- EVAL キーを押す
- 積分結果が表示される
計算例
単位円の正の部分を積分
円の面積の半分が求まる
EVALキーを使うと文字式処理がなされる
数値結果が欲しい場合は、NUMキーで処理する
まとめ
物理の教科書や問題集に載っている式ならば
概ね計算できるようです。
入力の基本は、EQWで
短い式はテキスト入力で使うと良さそうです。
本来、
数値をスタックに入れて計算する仕様だったものに
微分、積分計算が容易にできるように
多くの工夫がなれ入れているので
機能を呼び出すための計算メニューが
入り組んでしまっているのが少し残念。
