2023年6月20日火曜日

フォトトランジスターに光を当てても反応しない?

 時間計測に光センサーを使ってみようと考えて

フォトトランジスターで実験してみることにした。


実験に使用した物

  1. フォトトランジスター
  2. 光源用 白色LED
  3. オシロスコープ
フォトトランジスターの型名
フォトトランジスター 5mm丸型 940nm
L-51ROPT1D1

回路図




実験結果

回路を組み立て、光源に白色LEDを準備した。

白く光るLEDをフォトトランジスターに向けても
反応がない。LEDを近くまで持っていても、やはり反応がない。

白色LEDがいけないのかと思い、光源LED(緑、橙)と変えてみたが、
やはり駄目。

光源の出力が弱いのかもしれないと考え、
懐中電灯で試してみた。
  •  防災用懐中電灯 LEDタイプ 
  • 昔の懐中電灯 電球タイプ
防災用は、反応しない。
しかし、昔の懐中電灯を向けると反応した。

実験したした結果を並べてみた
  1. LED 橙色            
  2. LED緑色            
  3. LED白色            
  4. 防災懐中電灯    ❌ <= LED電球タイプ
  5. 昔の懐中電灯    ◯  <= 電球タイプ


どうやら、LED光源の物がダメらしい。
何故か?

そういえば、電球タイプは発熱して光を出す仕組みだった。
出てくる光が違うのかな?

熱が関係しているのか。

考えてみたこと

改めて、秋月電子のデーターシートを読んでみると
”波長が 940nm を中心に感度をもつ” とある。
下記がその説明文。

L-51ROPT1D1は940nmを中心に感度を持つ
5mm砲弾型赤外線フォトトランジスタです。

赤外線の領域だ!!
そうか、LEDとは波長が違うのだ。

試しに、家にあるリモコンを向けて、ボタンを押すと
ちゃんと反応した。

まとめ

秋月電子の説明をよく読むと、
5mm砲弾型赤外線フォトトランジスタ”と書いてある。

検出できる波長も 940nm と記されている。

そうか、可視光のLEDの光を当てても、応答しないわけだ。

今回の教訓、
部品の説明書はよく読んことが大切だ。
お粗末。


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